音楽

ギーレン/SWR響 – ラヴェル『ダフニスとクロエ』

秋葉原で買い物をしたので、当然御茶ノ水まで歩き、ディスクユニオンで中古CDを漁った。500円以下のものばかりが入った段ボール箱の中から、ミヒャエル・ギーレン指揮南西ドイツ放送交響楽団のモーリス・ラヴェル『ダフニスとクロエ』全曲版を拾い上げた。僅かにケース割れあり。表示価格205円。これがさらに20%引で税込164円。

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『ダフニスとクロエ』は組曲版よりも断然全曲版で聴きたい。HMVのサイトでこのCDに関するレヴューに「トラックが1つだけ」であることを理由に星1つの評価をされているのを見つけたが、細かく部分に分けてつまみ食いをするような行儀の悪い聴き方を、少なくともこの曲については、したくない。1時間ぐらい、どっしり構えて音楽は聴きたいものである。資本に時間を収奪された社畜でもあるまいし。だから、トラックを無闇に増やす必要はないと思う。

これまでにマゼール/クリーヴランド管、ハイティンク/ボストン響、ゲルギエフ/ロンドン響と聴いてきたが、ギーレン/SWR響は素晴らしい。ラヴェルやドビュッシーの交響楽で、響きにもやのかかったようなぼやけた感じになるのはどうしても好きになれない。1つ1つの音が粒立って聴こえてこそ、和声の限界を行き来する音の波を楽しむことができる。だから、本当はハイレゾで聴きたいところなのだけれど、164円でそこまで贅沢は言えない。

Gielen_Daphnis_et_Chloe_back

デュトワ/モントリオール響は未聴。評判通りなのだろうか。ラヴェルは好きな作曲家なので、いろいろ聴いてみたい。

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